オフロードバイクで紅葉を眺める旅をするため、群馬へ行きました。途中に立ち寄った道の駅で、私より少し年下の男性に話しかけられ、親しくなったんです。

 偶然にも進む方向が同じだったので、いっしょに紅葉狩りをしようってことに…。

 彼はバイクのテクニックがプロ並みで、前輪を上げて走るウイリーを簡単にやってのけました。

 ジャンプも決まっていて、あまりのかっこよさに目がハートマークになってしまったほどです。

 また、真っ赤な紅葉の葉が紙吹雪みたいに散る美しさにも見とれ、ちょっと油断したそのときでした。

 小石を踏んでバランスを崩し、前のめりにコケて恥骨を燃料タンクに強打したまま思いっきり転倒したんです。
「うう〜っ、痛い」
「大丈夫? 骨折してない? 俺、接骨院に勤めているから診ようか?」

 彼は私を抱きかかえて心配そうに見つめます。幸いにもプロテクター入りのウエアを着ていたので、肩や腕は大丈夫でした。

 だけど、痛みでアソコがジンジン痺れ、恥ずかしい部分に両手を当てたまま七転八倒。

 彼は「股関節が脱臼していないか確かめないと」と言ってジーンズを脱がそうとします。

 パンツ1枚になる恥ずかしさより、痛みに気を取られてされるがまま。ところが、急いで脱がせたのでパンツまで一緒に下がり、ヘアと割れ目が丸見えに…。
「あっ、ごめんなさい。でも、脱臼は大丈夫みたい」

 ここでパンツを元に戻してくれるかと思ったら「次はクリトリスの機能チェックをしよう」と言って、ペロペロと突起を舐めます。その舐め加減がソフトで、すごく上手いんです。
「かなり濡れてるよ。ここも異常なし。次は膣および、子宮の診断だ」
 彼は私の下半身を丸裸にして大きなペニスを奥へ入れます。
「締まる! なかなかの名器だね。じゃあ、アイドリングから一気に加速するよ」

 腰の動きがどんどん早くなり、胸を強く揉まれたら快感のスイッチが入ってしまい、「ああっ、イク…。気持ちよすぎるぅ〜」と叫んで、数十秒でレッドゾーンに達しました。

 彼のピストンと私のシリンダーは、かなり相性がよかったみたいです。
(書き手・奈倉清孝)