ほらな、やっぱり知らんやん。
GL400カスタムは1978年―1983年。
モトグッチに倣った縦置きクランクVツイン&シャフトドライブ。
アクセルオンの捻じれはシャフトドライブ特有の癖。

そのおかしなエンジンレイアウトと200kgを超える巨体により、スポーツタイプと合わせて国内では鳴かず飛ばず。
ツーリング先のSA/PAでたまに見かけると珍しいといって声を掛けられるくらいの存在。
基本的には安売り対象車で現場職オッサンの通勤バイクだった。
後にCXターボのベースとなり、国内ではノンターボのCXユーロとなって、不人気に輪が掛かって寿命が尽きた。

唯一、1981年(俺らが大学1年の年)に近藤雅彦がレコード会社に買ってもらい、
コンサートに乗って登場したり、アイドル雑誌に載ったりしたのでマッチに憧れる男子と、マッチファンの女子目当てのオッサンに多少売れたわけ。