首都高って 特別だよね

昔の話になるけど まだ若い時 ただ仲間と集まるだけで楽しくて
何するわけでもなくてもあつまってさ
週末といえば 峠見に行ったり ゼロよん行ったりしてたけど
首都高 って とくべつだったなぁ
走るって言っても 本気組には程遠く 軽く何コーナーか攻めるくらいで 早いの来たらそそくさと道譲っちゃってね
スゲースゲーって 憧れてたなぁ
芝浦や 辰巳行っては くっちゃべってさ
楽しかったなぁ
で 革ジャン着て大型のバイク見たときは
スゲーなぁ
あぶねーのに 気合入ってるなぁって
特別な感情抱いたの覚えてるなぁ
まさか自分が 首都高を走れるようになるなんて
思いもしなかった
年もとって 仲間とも自然に会わなくなって
でも 僕は ずーっと あの時から 今も
首都高の虜になってたんだと 今更ながらに気付いた気がする
もしかしたら 規制やらなんやら厳しくなってきて 今みたいに走れなくなる日もくるのかもしれない
なんて考えてたら そんな自分の気持ちにきがつきました

眼をつぶると聞こえてくる

deepな時間
一般車がとぎれだし ひと時静かになる
静寂の中
遠くから聞こえてくるんだ 本物の
エキゾーストノート