>>640
三畳間の空間は天井高さを2.2mとすれば11m^3程度。
この空気が保持できる水蒸気は330ml程度です。
これは湿度ゼロ、温度30度の場合ですので、
実際にはその1/3〜1/4程度でしょう。
一時的に壁その他の家具が吸湿するのと、
結構あちこち空気が出入りしていることと、
エアコン自体の除湿能力で乾いたと考えられる。
<エアコン能力−部屋に入る熱量>だけを除湿に使えるから、
2Lを2時間で乾かすのは扇風機も併用すれば充分可能だろう。

さて、加湿併用エアコンが有利な側面があるかどうかだけど、
ちょっと有利になる可能性はある。
エアコン室内機の冷却器では、空気を吸い込んで冷やすわけだが、
結露が生まれる条件(ドライでもウェットでもまず結露はする)では、
露点温度から冷やそうとすれば、凝結熱が発生しそれを運ばなければならない。
目標温度=室内気温=吸入器温度はどちらも同じなので、ウェット環境では
その分吸入気は冷やせない。でも同じ熱量が外部の蒸散部分で奪われているから
室内冷却能力は同等になる。

吐き出す温度がウェットの方が高くなる。
ということは、エアコンとしては吐きだし温度と
室外温度の差が縮むことになるわけで、ここでは効率が良くなる可能性あり。

というわけで、ウェット君の説明はともかく、
別の理由で加湿環境でいくらかエアコンの電気代が減る可能性はあるかもしれない。

うち、同じエアコン同じ間取りの部屋が2つあるので、
片方で非加熱タイプの加湿器かけてどうなるかやってみるわ。
冬に使うとほんとに冷えるんだよなあ、この加湿器・・・