http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120105-OYT1T00638.htm?from=main1   (2012年1月5日14時35分 )

・インドに「日本品質の街」輸出…大規模都市開発

. 日本政府は、官民一体のインフラ(社会基盤)輸出として、インド南部のチェンナイ近郊で、大規模な都市開発を行う方針だ。
 中小企業向けの工業団地と、日本人好みのショッピングセンターや病院なども併設した5万人が生活できる街をまるごと「輸出」する。

 政府の新成長戦略に基づくインフラ輸出で、都市開発事業が具体化するのは初めて。
 枝野経済産業相が10日、チェンナイを訪問し、州政府に支援要請する。

 みずほコーポレート銀行とプラント大手の日揮が現地開発会社に計40億円を出資する計画だ。
 工業団地は2・3平方キロ・メートルで今夏から販売を始め、2013年に進出工場の稼働を予定している。

 併設される居住地区は2平方キロ・メートルで、インド洋を望む高級マンション群が中心の
 「リゾート都市」を13年以降、順次開発する。日系のショッピングセンターやゴルフ場、日本人医師が
 常駐する病院なども整備する計画だ。日本人駐在員が家族で暮らせる高品質な街づくりを目指す。