関電、被災した電力2社支援へ 東日本大震災
産経新聞 3月12日(土)21時41分配信

 関西電力は12日、本店(大阪市北区)で「第3回非常災害対策本部会議」(本部長・土井義宏常務)を開催。情報収集や連絡窓口の
態勢継続、被災した電力各社に対して最大限の支援をすることなどが確認された。

 関電は、東京電力や東北電力からの要請を受けて同日中に発電機車2台、高所作業車2台、サポートカー2台の計6台を両電力会社に
それぞれ派遣することを決定。さらに東北電力へは協力会社の社員など約145人を派遣する予定だ。

 東電の要請に対しては12日午後0時50分に派遣隊が水戸方面に出発したが、午後7時現在でまだ現地に到着したという連絡は
入っていない。東北電力への派遣隊は仙台市へ向かう予定だが、午後7時現在、出発待機中という。

 また、関電は火力発電所などの出力を上げて、東電に対する電力融通を同日午前から開始した。

 大阪ガスには日本ガス協会から先遣隊派遣の要請があり、技術スタッフら4人が東京に入り、出張中の社員2人と合わせて6人が
日本ガス協会の先遣隊に合流。12日午前に仙台方面へ向けて出発したが、東京電力福島第1原子力発電所1号機の建屋爆発などの
影響もあり、同日午後7時現在、埼玉県春日部市辺りで待機している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110312-00000790-san-bus_all