>>43
>「ロバの話」
俺が、子供のころに読んだ話では親子の設定だったなー。

ある所にちょっと間の抜けた親子がいた。2人は町へロバを売りに出かけた。
ロバは売り物なので乗らずに手綱を引いていると、それを見かけた通行人から
「何て馬鹿な親子なんだろう。誰も乗らない空のロバを引いているよ」と言われた。
それも道理だと思ったので、父親一人が乗って町へ向かうことにした。
するとまた通行人が「ひどい親だ。子供を乗せずに自分だけ楽な思いをして」と言ってきた。
そう言われては身も蓋もないので今度は子供一人をロバに乗せて父親は歩いた。
それを見た通行人が「なんて親不孝な子供なんだろう。父親を歩かせて何とも思わないのか」と
陰口をたたかれた。
それなら仕方がないと、今度は親子2人がロバに乗って町に向かうことにした。
すると今度は通行人から「あんな小さなロバに2人も乗るなんて、ひどく無慈悲な親子だな」と非難してきた。
ロバに乗らなくても乗っても批判された親子はとうとう業を煮やして、丸太にロバの脚をくくりつけて
2人で担いでロバを運ぶことにした。道行く人はそれを見て「馬鹿な親子だ」とはやし立てた。
やがて親子は川に差し掛かり丸太橋を渡ったが、足を滑らせて転落してしまい、脚を縛られたロバは
そのまま急流に流されてしまった。あわれ親子は売り物のロバをまんまと失ってしまった。

この話の教訓は、「他人の言うことに惑わされるな」というものであるが、ロバ売りの親子の
一挙手一投足をいちいち批判する奴らを昨今のマスゴミと考えると見方が変わってくる。
何の責任も取れないくせに刹那的に扇情的に人を批判するしか能のないマスゴミ相手に
丁寧に説明するのは時間の無駄と考えたトヨタ社長には共感するしかない。