※ 一部抜粋 引用符省略

軍艦島元島民がNHK映像に疑義 負のイメージ拡散を懸念
2020.12.3 17:40 産経新聞
映像は昭和30年11月17日午後7時10分にNHK総合で放送された「緑なき島」。
元島民らが問題視しているのは坑内の映像で、
作業員が褌姿でつるはしをふるっている。
裸電球で照らされた坑内は天井が低く、四つん這いになって進む姿も映っている。
ヘルメットに照明灯はついていない。

軍艦島の近現代史に詳しい一般財団法人「産業遺産国民会議」などによると、
端島炭坑では裸での作業が事実上禁じられていたという。
また、当時、つるはしは使われておらず、坑内の高さも1・5メートルが確保され、
はいつくばる必要もなかったとしている。
さらに、坑内はガス爆発を防ぐため特殊な照明器具が設置され、
ヘルメットには照明灯の装着が義務付けられていたという。

元島民約10人は10月下旬、都内で「緑なき島」の映像を確認。
放送当時はテレビが普及しておらず、ほぼ全員が初めて映像を見たが、
坑内のシーンに違和感を覚えたため、
元島民らは11月20日付でNHKに「緑なき島」の検証を求める文書を通知した。
https://www.sankei.com/politics/news/201203/plt2012030027-n1.html