日本経済新聞社説 学術会議見直しは熟慮重ねよ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK284TC0Y0A221C2000000


日本学術会議の見直しについて、政府は国から切り離して独立させるかどうかの判断を年内はあきらめ、来年4月以降に先送りした。改革論議はあまりにも唐突で拙速だったといえる。


そもそも事の発端を忘れてはならない。社会科学系の学者6人について現政権が任命を拒否した。この3カ月間、菅義偉首相は「人事の問題」を盾に説明責任を果たしてこなかった。正当な理由を公にできないのなら6人を任命するのが筋である。