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【大阪都構想】出口調査 公明支持層賛否割れる 無党派層は賛成伸びず 2020.11.1 21:56

 大阪都構想の是非を問う住民投票が行われた1日、
産経新聞社は市内64カ所の投票所で有権者の動向を探る出口調査を実施した。
推進派の大阪維新の会は支持層を固めたが、平成27年の前回住民投票から一転して
賛成に回った公明党の支持層は、賛否が割れた。「支持政党なし」の無党派層は賛成が伸びなかった。

 賛否を性別でみると、男性は反対と賛成がほぼ同数で、女性は反対が55・1%と上回った。
 年代別では、10代と30代、40代、50代でそれぞれ賛成が半数を超えたが、
60代は54・1%、70歳以上は61・3%が反対に回った。
70歳以上の有権者は調査対象の約30%を占めており、高齢者層が反対を押し上げた形だ。

 賛成票を投じた人が最も重視した項目は
「行政の無駄が解消されるかどうか」と「思い切った改革が必要かどうか」が並んだ。
焦点となった「住民サービスが良くなるか悪くなるか」については、
反対派がより重視しており、行政サービス低下を懸念した人が反対に回ったことがうかがえる。

 支持政党別では、前回に続いて反対した自民党の支持層は35・9%が賛成。
党総裁でもある菅義偉首相は国会で都構想について
「大都市制度の大きな改革だ」と発言しており、こうした事情も影響したとみられる。
 前回の反対から賛成に転じた公明党は、山口那津男代表が大阪入りするなど
支持層への訴えを続けてきたがまとめきれず、反対が51・6%とわずかに上回った。
共産党支持層と立憲民主党支持層は80〜90%超が反対。無党派層は賛成が39・8%だった。

 調査は共同通信社、毎日新聞社、日経新聞社、毎日放送、関西テレビと協力して行われ、
投票を終えた有権者2816人から回答を得た。
ttps://www.sankei.com/west/news/201101/wst2011010021-n1.html

出口調査による支持政党別賛否
ttps://www.sankei.com/images/news/201101/wst2011010021-p1.jpg