米、「アリペイ」に制裁案 禁輸、ファーウェイ並みに 2020年10月15日06時22分

 【ワシントン時事】ロイター通信は14日、トランプ米政権内で、
中国電子商取引最大手、阿里巴巴(アリババ)集団の金融子会社アント・グループを
貿易禁止の制裁リストに加える案が浮上していると報じた。国務省が提案したもので、
中国通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)と同様に厳しい制裁を科す狙いだ。

 アントが展開するデジタル決済サービス「支付宝(アリペイ)」の利用者は10億人を超え、
日本や米国でも使われている。制裁の実施は流動的な側面もあるが、
国務省案が実現すれば、国家安全保障の観点で米国企業からの輸出を
事実上禁止する海外企業のリストにアントを追加する可能性がある。

 アントへの制裁では、米国でアリペイを制限する案が7日に報じられたが、
一段と厳しい貿易制裁リストに指定されれば、決済サービスに限らず
米企業との取引自体が禁じられる。同盟国の日本も対応を迫られそうだ。
ttps://www.jiji.com/jc/article?k=2020101500207


米国務長官、チベット調整官を指名 中国への圧力強化狙う 2020年10月15日07時25分
ttps://www.jiji.com/jc/article?k=2020101500255