「適正な判断と対応を」兵庫県朝鮮サッカー協会が見解 2020年10月6日 8時00分

 兵庫県サッカー協会の事務局長だった男性による在日コリアンへの差別的な言動と、
厳正に対処しなかった県協会の姿勢について、兵庫県朝鮮サッカー協会(崔英秀代表理事)は5日、
「誠に遺憾」「適正な判断と対応を望む」とする見解を発表した。

 県朝鮮協会は「差別発言を受けた個人(当協会会員)が発言当事者に抗議し、
謝罪を受けることで問題解決を図ろうと考えた」と説明。
そのうえで、「飲食店での差別発言を撤回しないばかりか、
総会という公の場において差別的な発言を繰り返し、謝罪を拒否した」と指摘した。
また、県協会傘下の地域協会には民族学校のチームも所属していることなどから、
「差別的な行為や発言の助長が懸念される」
「問題の再発を防ぎ、両協会の良好な友好関係が継続されることを切に願う」と訴えた。

 事務局長だった男性は3月、酒席で、県朝鮮協会の会員である在日コリアンに対し、
「朝鮮かかってこいや」と発言するなどした。その後、県協会の臨時総会で
「拉致、反日国家である朝鮮が嫌い」などと述べ、辞任。
県協会も「私的な会合における私的な発言。
当協会幹部としての発言でもない」とする三木谷研一会長の談話を公表している。

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