トランプ大統領の感染経路は?記者会見で集団感染の可能性も 2020年10月4日 7時18分

アメリカのトランプ大統領が新型コロナウイルスに感染した時期や場所を巡って、
アメリカの一部のメディアはトランプ大統領が先月、ホワイトハウスで開いた、
連邦最高裁判事を指名する記者会見の出席者に陽性が相次いで確認されていると報じました。

これは、アメリカの新聞「ワシントン・ポスト」と「ニューヨーク・タイムズ」が3日、報じたものです。

それによりますと、トランプ大統領以外に陽性が確認された9人のうち、
共和党の上院議員2人やノートルダム大学の学長など6人はいずれも先月26日に
トランプ大統領がホワイトハウスで開いた連邦最高裁判事の指名を発表した記者会見に
参加していたと指摘し、この会見で集団感染が起きた可能性があると伝えています。

また、一部のメディアは、陽性が確認されたクリスティー前ニュージャージー州知事は、
大統領候補によるテレビ討論会の準備にも関わっていたと伝えるなど
大統領の感染時期や経路に関心が集まっています。

一方、ホワイトハウスのメドウズ大統領首席補佐官は2日、大統領顧問を務める
側近ヒックス氏の陽性を確認した時期について、10月1日の午後の早い時期と記者団に発表しました。

このため、ホワイトハウスの幹部たちがトランプ大統領の側近の感染を把握したあとも、
トランプ大統領が選挙活動を続けていた可能性があることがわかり、
今後、批判が高まることも予想されます。

周辺で9人感染 うち6人が会見出席(以下略)
ttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20201004/k10012647361000.html