「石破人気」はなぜ幻に終わったか 菅氏大勝の背景にある「選挙制度」と「世論」
米重克洋 | 報道研究者/JX通信社 代表取締役 9/14(月) 15:24
ttps://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20200914-00198255/

>石破茂元幹事長は、当初「有利」とされた地方票でも十分に得票できず、
>菅氏はおろか岸田氏にも差をつけられて3位に沈んだ(地方票では2位)。
>下馬評では、世論調査の結果から、石破氏がポスト安倍の「1番人気」とされ、
>報道でも「党員投票」を行えば、石破氏がかなり有利であるかのような論評も多くあった。
>現実はそうはならなかったのは一体なぜなのか。
>各社世論調査のデータや総裁選のしくみから紐解いていきたい。

>「石破支持」の中身は野党・無党派層など「反・安倍層」が軸
>まず前提として指摘しておくべきことは、世論調査が外れたわけではないということだ。
>むしろ、世論調査の内訳を丁寧に分析すれば、
>石破氏が党員から十分な支持が得られないことは事前に十分予測できた。
>
>各社世論調査では、菅氏の立候補表明まで、大半の調査で石破氏が「ポスト安倍」支持率1位だった。
>だが、これはあくまでも「全体」の話であり、自民党支持層に絞って内訳を見てみると様相が異なる。
>具体的には、石破氏のリードが縮まり、他候補の比重が増える傾向にあったのだ。
>これは、石破氏の「支持」の源泉が野党支持層や無党派層にあったことが影響している。