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BLMのからくりが暴かれつつある

ブラック・ライヴズ・マター (Black Lives Matter 通称: 「BLM」) は
黒人に対する警察が行ったとする人種差別的扱いに抗議する活動である。

もちろん、有色人種日本人の1人として、
黒人に対するものだけではなくあらゆる人種差別に断固反対する。

しかし、BLM活動が本当に黒人の地位向上に役立つ活動なのか、
あるいはそれを目指しているのかについては少なからぬ疑問がある。

例えば、公民権運動が盛んであったころ、キング牧師は人種を超えて大きな支持を集め、
そのことが「黒人の地位向上」に役立ったことは間違いがないと思う。

しかし、キング牧師よりもはるかに過激で、革命による黒人解放を提唱し武装蜂起を呼びかけた
ブラックパンサー党が幅広い国民の支持を集め黒人の地位向上に貢献しただろうか?

私はむしろ逆で、「黒人は怖い」という否定的イメージを世の中に植え付けただけだと思う。

これまでのBLMの活動を見る限り、
「キング牧師型」ではなく「ブラックパンサー党型」であるように思える。

どれだけ大義名分を並べられても、略奪や放火を許容できる「良識ある米国民」は、
黒人、白人などの人種に関わらずそれほど多くはないと思う。

多くの人々にとって「人種差別の解消」は強い関心があるテーマだが、
「自らの生命と安全」のほうがはるかに深刻な問題である。

民主党が優勢な地域では、抗議デモの暴徒化にあえて有効な手立てを打たず
放置していると思われるケースが多い。民主党の政治家たちが、
トランプ政権に打撃を与える手段の1つとして容認しているようにも見える。

特に最近では、BLM=反トランプの図式が鮮明になってきており、
BLMの活動の激化は、「治安と秩序を守り、自らと家族の安全を保障してほしい」人々が
トランプ支持に回る可能性を高めるはずだ。

銃社会のアメリカでは、日本に比べて「安全・安心」は差し迫った日常的問題なのである。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/75423?page=4