立民・国民の合流新党に不参加の玉木代表ら、15日に新「国民民主党」結党大会
2020/09/02 19:36
ttps://www.yomiuri.co.jp/politics/20200902-OYT1T50196/
立憲民主、国民民主両党などが合流して結成する新党に加わらない国民の玉木代表らは2日、
国会内で会合を開き、別に新党を発足させ、15日に結党大会を開く方針を決めた。
党名は「国民民主党」とする方向で、参加議員は20人を超える可能性がある。


会合には、玉木氏や古川元久、大塚耕平両代表代行、岸本周平選挙対策委員長のほか、
連合傘下の民間労組系議員の代表を含む衆参計10人以上が参加。結党大会前に
代表選を実施することも確認した。国民からの「分党」を目指す。

合流新党に加わらない国民議員は、立民主導による合流新党の左派色の強さや、共産党との選挙協力を忌避している。
新たな「国民民主党」は、現在の党の綱領や政策を引き継ぐ。政策提案を重視する「改革中道」を掲げ、
1年程度の5%への消費税率引き下げなどを主張する見通しだ。また、合流新党と協調する一方、
同様に消費税減税を訴える日本維新の会やれいわ新選組との連携も模索する。

玉木氏は2日の記者会見で、現在の国民を11日に解党する方針を示し、
「解決策を示す党のあり方が生き続けてほしい」と述べた。

ただ、取り巻く環境は厳しい。合流新党を支援する連合の神津里季生会長は1日の記者会見
で「『玉木新党』を支援することにはならない」と明言。合流新党側からは「政策の違いで合流しないなら、
国会で共同会派は組まない」とけん制する声が上がっている。