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　大坂選手はファッションに関心が高く、日本のブランド「ADEAM（アディアム）」と
組んだミニコレクションを発表している（今秋発売予定）。
またナイキのスニーカーをコムデギャルソンと共同でデザインした。
「なおみはアスリートだが、ファッション感覚はスポーティーなだけではない」。
アディアムのクリエイティブディレクター、前田華子氏はこう話す。
「彼女のスタイルはフェミニンで、同時にさりげなさが特徴だ」。
コンセプトとなる作品は、日本の伝統的デザインや姉まりさんと一緒に描いた
スタイル画を参考にしている。「世界的なスーパースターでチャンピオンであるにも
かかわらず、自身に対するこうした謙虚さを持ち合わせている」と前田氏は言う。

　「彼女は何事に対しても真剣でアイデアにあふれ、情熱的だ」。
デザイナー川久保玲氏の夫で、コムデギャルソン・インターナショナル社長の
エイドリアン・ジョフィー氏はこう話す。大坂選手は公の場で何度か川久保氏の作品を
着用している。2人が面会した際、「玲は、彼女の思慮深さと感受性に引きつけられた」
とジョフィー氏は振り返る。

　もしニューヨークのアーサー・アッシュ・スタジアム（全米オープンのセンターコート）が
今すぐバイオスフィア（生物圏）ドームに作り替えられたら、大坂選手はそこに移住し、
外に出ないだろう。「基本的にずっと練習している」と彼女は言う。
朝8時に起床し、夜9時か10時には就寝する。だが単調な繰り返しではないという。
「全く飽きない。毎日よりよい選手になるために自分が一歩進んだと感じるから。
私は自分がどんどん強くなると感じているし、
期待感もある――他の人がどう過ごしているかは分からないけど。
テニスがまたできるようになったときは、私はベストを尽くしたいと思う」