>>534の続き
7月下旬の夜10時半すぎ、タクシーで自宅へ帰ってきた石田を直撃した。酒を飲んでいたのか、顔はほんのりと赤い。

─7月18日から福岡へ行って、夜は宴会に参加していましたね? 今回の出張は、本当に仕事だったんですか?
「イベントがあり、福岡に行ったんです。ほかの仕事もあって、北海道から入りました」
─でも、女性たちを呼んで宴会をしていたのでは?
「そもそも俺の辞書に“女の子を呼んでくれ”なんて言葉はないから。社長さんの家から早く帰りたかったんだよ」

─なぜ先に帰らなかった?
「それはなかなかできないじゃないですか」「僕は今テレビを干されているので」
─なぜハッキリ嫌だと言えなかった?
「言ってますよ! でもみんな遊んではいますが、仕事は一生懸命やってますから!」

「CMをやらせていただいている社長とゴルフをやっただけなんで。僕は今、テレビを干されているので、
ビジネスパートナーには気を遣っているわけ。レギュラー番組はないので、主な収入源はスポンサーなんです。
何を言われようが、スポンサーに挨拶回りをするのは自分の仕事だと思っていますよ。子どもたちのためにも
家を守るためにも」

 毎日飲み会をしていたのではなく、5日間の滞在中3回だけだと話すが、コロナ感染疑いのことは知っていた。
「ゴルフの後、スポンサーとゴハンを食べていたら、そこにA氏が中洲のクラブのお姉さんたちを連れてきた。
自分のいちばん苦手な人たちを。彼女たちが“クラスターの元”だったらしいです。僕も後になって知ったんですが、
僕は全然、濃厚接触していないし」

 コロナで入院したのに、なぜ行動が変わらないのか。
「1度(コロナに)なっているからこそ、自分はならないらしいですよ。2回も罹るのは1%くらいです。
僕がまき散らしている的な見方をされやすいけど、もう3か月たっているので、それはちょっと違います」

 石田自身はコロナ感染の確率が低くなったかもしれない。しかし、感染拡大防止のために新しい生活様式が必要とされている。
「ウチの奥さんにも言われています。今でもゴルフをやってるのが知られて、広まるとマズイんじゃないかって。
でも、誰がメシを食わせてくれるんですか。スポンサーさんに誘われたら、ゴルフでも、“3密”と言われている
食事会でも、そりゃ行くでしょ。北海道でも、福岡でも。それが僕の結論です。それを叩かれたって大いにけっこう」