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重度知的障がい生徒「学びの教室」 沖縄県立高に来年度から
2020年7月31日 06:30

 重度の知的障がいがある仲村伊織さんの県立高校入学を巡り、県教育委員会は30日、
2021年4月から県立高校1校に中・重度の知的障がいのある生徒を対象にした
「学びの教室(仮称)」を設置する。同日、開かれた県教育委員会会議で
担当課が報告した。9月中をめどに設置高校を決定する。

 「学びの教室」の定員は3人程度で、面接などを通して最終的に定員を決定する。
学力テストによる選抜ではなく、生徒の特性などをみる面接などを行う。
生徒は入学後、設置高校に通学するが、在籍は特別支援学校になる。

 出願資格は
(1)知的障がいの程度が中度・重度に該当する
(2)中学校または特別支援学校の中学部及び義務教育学校を卒業・卒業見込み
(3)自主的な通学が可能で「学びの教室(仮称)」での教育を希望する―。

 同教室へは特別支援学校の教諭を派遣し、
生徒の特性に合わせて作成したカリキュラムに沿って学習する。
生徒は設置高校の制服を着用し、体育や美術など実技科目の授業や学校行事に参加する。

 県教育委員会は、障がいのある生徒もない生徒も一緒に学ぶ仕組みと
一人一人の教育ニーズに応じた学びを保障するための調査研究を21年4月から行う。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1165860.html