李登輝元総統を酷評 中国メディア 2020年07月30日22時32分

 【北京時事】台湾の李登輝元総統が30日死去したことを
中国メディアは相次いで速報したが、中国側にとっては、「台湾独立」を唱え、
1995〜96年の台湾海峡危機で圧力をかけた相手だけに酷評が目立った。

 国営新華社通信や共産党機関紙・人民日報(電子版)は同日午後8時(日本時間同9時)すぎ、
「台湾当局の元指導者である」李氏が死去したことだけを淡々と伝えた。

 しかし、人民日報系の環球時報(電子版)は、
総統退任後に焦点を当てた長文の記事を掲載し、
「早くに引退したが政治から離れたがらず、
その『媚日』(日本にこびる)と『独立』への際立った立場が非難を受けた」と指摘。
さらに、中国国務院台湾事務弁公室報道官の過去のコメントを引用し、
「頑固に『台湾独立』を主張し、両岸(中台)関係の発展を破壊した」と伝えた。

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