中国に制圧された香港を見殺しにする日本に、これから起きること
7/20(月) 6:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1a97fd9aac1caea98730795e27c54d8d31d5bbe

国際社会が放置し、香港をこのまま"見殺し"にするなら、中国・習近平(しゅう・きんぺい)政権の暴走はさらに広がっていく可能性があります。
次のターゲットは台湾、あるいは尖閣(せんかく)諸島や石垣島かもしれません。

経済成長に伴ってどんどん強く、かつ傲慢(ごうまん)になる中国政府の主張に対しても、「今は我慢のときだ」「もっと中国が豊かになれば社会も変わる。
民主化への道も見えてくる」などと、日本はある意味で自分たちに言い聞かせながら付き合ってきたフシがある。
あるいは、中国の経済発展を促すことが、歴史の禊(みそぎ)になるという意識もどこかにあったかもしれません。

しかし現実を見れば、天安門事件から30年以上続いた先進各国の「黙殺」や「欺瞞(ぎまん)」こそが中国共産党政権を肥大化させてきました。
そうして生まれた富が原資となり、香港の民主化運動は押しつぶされ、ウイグルやチベットでは人権弾圧が繰り返されている。
それでも、この30年間で中国への経済依存を強めた各国は、もはやこの「黙殺状態」から抜け出すことが難しくなってきている――これが今起きていることでしょう。

特に、昔から中国や北朝鮮の問題に関しては口をつぐむ傾向にある左派メディアは、本当の意味でのリベラルに脱皮してほしい。
リベラルの芯は「反右翼」ではなく、自由や人権のはずです。