中国、米のWHO脱退を批判 「大国の責任担え」 2020年07月08日20時01分

 【北京時事】中国外務省の趙立堅副報道局長は8日の記者会見で、
米政府が世界保健機関(WHO)脱退を国連事務総長に通知したことを受け、
「国際的支援を緊急に要する途上国に甚大なマイナスの影響をもたらす」と批判した。
その上で「米国は国際的義務を履行し、大国のあるべき責任を担うよう促す」と要求した。
ttps://www.jiji.com/jc/article?k=2020070801124


米のWHO脱退「国際的な感染防止努力を破壊」中国が批判 2020年7月8日 20時47分

アメリカ政府が、WHO=世界保健機関から脱退すると国連に通知したことについて、
中国外務省の報道官は「国際的な感染防止に向けた努力を破壊しようとするものだ」と批判し、
WHOを支持する姿勢を改めて強調しました。

アメリカのトランプ政権は、WHOの新型コロナウイルスへの対応が「中国寄りだ」と繰り返し批判し、
6日には、WHOからの脱退を国連のグテーレス事務総長に正式に通知しました。

これについて、中国外務省の趙立堅報道官は、8日の記者会見で、
「国際的な感染防止に向けた努力を破壊しようとするものだ。特に、国際的な支援を必要としている
発展途上国に対して、深刻なマイナスの影響を与える」と述べ、アメリカを批判しました。

そのうえで、「国際社会に対しては、多国間主義に向けた共通認識を深め、
WHOへの支持を強化して世界の公衆衛生上の安全を守っていくよう呼びかける」と述べ、
WHOを支持する姿勢を改めて強調しました。

一方、WHOは、新型コロナウイルスがどのように広がったかを調べるため、
専門家を中国に派遣するとしていましたが、
趙報道官は、これに同意したことも明らかにし、協調姿勢をアピールするねらいもあるとみられます。
ttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20200708/k10012505181000.html