中谷元防衛相が沖縄知事と会談 辺野古移設、軍民共用など独自案主張
毎日新聞2020年7月3日 21時06分(最終更新 7月3日 21時06分)

 自民党の中谷元・元防衛相は3日、沖縄県庁を訪れ、玉城(たまき)デニー知事と会談した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画について、
中谷氏は移設後の施設を民間も使用する軍民共用や自衛隊との共同使用などの独自案を主張し、
軟弱地盤の改良工事のための国の設計変更申請を認めるよう求めた。
これに対し、玉城知事は、稲嶺恵一県政時代に軍民共用案が出た時とは
使用期限の条件がないなど環境が異なるとし、工事中止と政府との対話実現への協力を訴えた。

 辺野古移設を巡っては、石破茂元防衛相も2日の東京都内での講演で、政府が進める現行計画の
再検証が必要だと主張するなど、自民党内から現行計画の見直しを模索する動きが出ている。

 中谷氏は玉城知事との会談で、辺野古沿岸部の埋め立て予定海域で見つかった
軟弱地盤の改良工事に伴って工費が約9300億円に膨らみ、
運用まで少なくとも12年かかる見通しとなったことについて「ご迷惑をかけ、おわび申し上げたい」と陳謝。
軍民共用案などをあげて「沖縄県と膝を交えて議論し、理解いただく努力をしたい」と述べた。
 玉城知事は会談後の記者団の取材に対し、軍民共用案について
「民間空港を造ろうということになれば、それ以上に埋め立てなければいけない。
これ以上時間をかけると普天間飛行場の一日も早い危険性の除去にはならないと伝えた」と指摘。
中谷氏との会談については「意見交換ができたことは良かった」と述べた。

 一方、石破氏は2日の講演で、辺野古移設について「海洋工学の専門家ではないが、
時間をかけて検証しなくてはいけない」と述べ、軟弱地盤の発覚で工期や工費が膨れあがる計画の
再検証が必要との考えを示した。石破氏は「これしかない、とにかく進めるということだけが
解決策だと思ってない」と強調。ただ、「辺野古をやめることで、
普天間飛行場の危険性がそのまま残されるのは無責任だ」とも述べた。【竹内望】
ttps://mainichi.jp/articles/20200703/k00/00m/010/273000c

>中谷氏は移設後の施設を民間も使用する軍民共用や自衛隊との共同使用などの独自案を主張
>運用まで少なくとも12年かかる見通しとなったことについて「ご迷惑をかけ、おわび申し上げたい」と陳謝
えっと、政府や自民党には話しているのかな?