坂本龍一さん「辺野古は無駄、ただのアリバイ」「非民主主義に抗議せぬ国民」
本紙インタビュー 2020年6月11日 12:00

 世界的な音楽家の坂本龍一さんが9日までに、拠点とする米ニューヨークから
琉球新報のオンライン・インタビューに応じ、名護市辺野古の新基地建設や
新型コロナウイルス感染拡大の危機に直面する世界について語った。米軍基地などの安全保障は沖縄、
原子力発電所などエネルギー供給源としての負担は福島など、限られた地域に集中しているとして
「日本の民主主義は非常に特殊で、ねじれていると感じる。政府上層部が反民主主義的で、独裁的だ」
「非民主主義的な政権に国民の多くがおかしいと抗議しない。
民主主義が定着していないからだ」と指摘した。

 本紙の松元剛編集局長の質問に答えた。(以下略)
ttps://ryukyushimpo.jp/news/entry-1136805.html

> 新型コロナを巡る安倍政権の対応について、
>民主主義を軽んじる体質が弊害となって表れていると言及した。
>世界各国と比較し、日本のコロナ対策における決定過程の不透明さ、公金支出の在り方も問題視した。
>
> 行き過ぎとも言える地球規模の都市化が、新型コロナの世界的な流行をもたらしたと読み説き、
>「今や地球規模の都市化によって自然破壊が進んでいる。
>自然と共生する経済活動、人間活動に変えなければ、同じことが次々に起きる」と警鐘を鳴らした。