トロント大学准教授Phillip Lipscy氏による、「なぜ日本のコロナ対策は不評なのか?」に関する考察
https://togetter.com/li/1508916

なぜ安倍総理の支持率はこんなに低迷しているのか?理由はいくつかあるだろう。その一つとして、COVIDが周期的なものという問題がある。
日本は1月の早い時期に被害を受けたので、政府の対応も早くから始まっていることが、
@thomasnhaleとその同僚がまとめた役に立つ規制強度指数から分かる。

日本はCOVIDに早くから対応しており、接触者の追跡やリスクの高い交流の回避などの措置をとった中で、症例は比較的少ないままであった。
政府は、より厳格化することが経済的コストに見合うかどうかというジレンマに直面していた。他の国にはない贅沢な悩みだ。

日本の対応は、初動が早かったため、他のOECD諸国に比べて「流行とズレて」いる。
他国では死亡者数が急増していた中で、すでに自粛疲れが発生していたのだ。

3月下旬、欧米諸国の多くが深刻なロックダウンに入っていた時、日本では緩みが出て人々が早々に通常の生活に戻ろうとしていることが話題となった(そう。これは今、欧米で起きようとしていること)。

ちなみに、お馴染みのFTのCOVID感染者数比較表は、人口規模を調整しない対数スケールを使用している。これはいいのだが、日本の問題を誇張する効果があった。

安倍政権は確かにいくつかの重要なミスを犯し、広報も上手く機能しなかった。
しかし、日本のコロナ禍対応への支持は、実際の結果と比べて、不当なものであると思われる。