時事通信が行った8月の世論調査で、安倍内閣の支持率は前月比2・4ポイント減の32・7%、不支持率は同2ポイント増の48・2%だった。第2次政権発足以降、支持は2017年7月の29・9%に次いで2番目に低く、不支持も同月の48・6%に次ぐ高さとなった。新型コロナウイルス感染拡大への政府対応を「評価しない」と答えた人は59・6%で、「評価する」の19・4%を大きく上回った。

 感染が全国で再拡大する中、政府が観光支援事業「Go To トラベル」キャンペーンを7月下旬に始めたことについて、「早過ぎる」が82・8%を占めた。「適切だ」は9・0%、「遅過ぎる」は4・0%だった。政府が緊急事態宣言を再発令することに対しては、「出すべきだ」54・5%、「出すべきでない」23・5%となった。

 調査は7〜10日、新型コロナの影響で沖縄県を除く全国の18歳以上の男女1977人を対象に面接方式で実施。有効回収率は63・7%。過去との比較は、郵送方式で行った5、6月分を除いた。