アメリカで「検査受けられず在宅死」が激増…日本もこの道を辿るのか
日本の緊急事態宣言、海外では不評
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71800
飯塚 真紀子在米ジャーナリスト

4月5日、惨状を訴える悲痛なツイートをしたのは、ニューヨーク市議会の保健委員会委員長マーク・レヴィン氏である。いまニューヨーク市では、
新型コロナウイルスに感染しているかどうか、検査もできぬまま在宅死している人々が多数いるというのだ。検査が追いつかず、
医療リソースも足りないために治療も受けられず、自宅で病状が急激に悪化し、命を落としてしまう――背筋が寒くなるような話だが、
いま起きている現実だ。

ロサンゼルスにも、新型コロナの症状を見せていたものの、検査拒否されて在宅死した男性がいる。男性は肺炎で亡くなったと診断されたが、
死後、民間機関が検査した結果、新型コロナに感染していたことがわかった。

こうした惨状が繰り広げられるアメリカで過ごしていると、日米で状況は違うとはいえ、日本の対応の「ヌルさ」には不安を掻き立てられる。