日本の入国制限に抗議 韓国外相が異例の駐韓大使呼び出し 2020.03.06 15:31

【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は6日午後、
新型コロナウイルスの感染拡大防止として日本政府が韓国からの入国を
大幅に制限する方針を示したことについて、冨田浩司・駐韓日本大使を呼んで抗議した。

 外交部長官が駐韓日本大使を呼び出すのは異例。
趙世暎(チョ・セヨン)第1次官が呼ぶとされたが、変更になった。

 康氏は冨田氏に対し、複数回にわたって入国制限措置を慎重に検討するよう促したにもかかわらず、
日本政府が事前に十分な協議もなく不合理で過度な措置を取ったことについて遺憾を表明し、
再検討するよう求めたとみられる。

 外交部は5日夜には相馬弘尚総括公使を呼んで説明を受けた。

 外交部が同じ事案を巡り、在韓大使館の高官2人を相次いで呼んだことも異例だ。
外交部当局者は「相馬公使を呼んだのはわれわれの立場を伝えるよりは、
説明を受けるための目的が大きかった」と述べた。

 日本政府は前日、韓国からの入国者に対し指定場所での2週間の待機を要請することや
韓国人に対する査証(ビザ)免除制度の一時停止などの措置を発表した。
これに対し韓国外交部は「事実上の韓国人の入国拒否」と規定した。

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