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薬師寺克行「今月の外交ニュースの読み方」
「安倍側近」人事で注目される国家安全保障局
ttps://courrier.jp/columns/176353/
問題はそうした手法が単なる首相のわがままに陥ってはいないかということだ。気心の知れた、あるいは自分に従順な
官僚や政治家を周りに集め、誰にも批判されない異論の出ない居心地のいい環境で、自分の思うままに政権を運営して
いく。そういう政治手法は中立的なプロの意見や異論を排除し、耳障りのいい声しか届かなくなる恐れがある。

さらに側近らが打ち出した政策が思うような成果を上げず失敗した場合、だれが首相に現実を伝え、軌道修正を求めたり、
責任を取るのであろうか。事実、日ロ間の北方領土問題も日韓関係も、外務省ではなく経済産業省主導で進められ、
迷走している。

新体制となった国家安全保障局が外交の低迷や混乱に拍車をかけるのではないかという懸念は消えない。