アフリカの富裕層が集まる豊田通商の病院
3/5(火) 12:00配信 日経ビジネス
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190305-40429065-business-m_est

日本企業が低所得者層を対象にサービスや商品を提供するBOP(ベース・オブ・ピラミッド)ビジネスで参入すると、アフリカ市場の開拓は難しい、との考え方を紹介した。
その逆を行くビジネスを展開しているのが、豊田通商だ。富裕層向け病院を西アフリカ2カ国に開設した。

国内の富裕層は先進国に比べて低い医療水準に不満を抱えている。「ナイジェリアの富裕層はこれまで、飛行機で英国や米国に行って検診を受けていた」(ドゥヴィリエ氏)。
CFAOはこのギャップに目を付けた。ユーラケアの診療は、公的保険は効かないため高額だ。だが、「飛行機で海外に行くよりも経済的にも体力的にも楽」(ドゥビリエ氏)なのは間違いない。
開業から約2年で診察した患者数は延べ4324人に上った。外資企業の駐在員などの需要もあり、法人契約も好調という。