高級チョコを日本に広めたロシア人が受けた仕打ち
亡命先の神戸で洋菓子店を開いたモロゾフ一家
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55430

ファミリーネーム由来の「モロゾフ」の商標を喪失

だが、一難去ってまた一難。異国の地での苦労は簡単には終わらない。
なんと、事業拡大のための設備投資に必要な資金を調達するため増資した際、出資によって共同経営者となった日本人から裏切られたのである。
商標権をめぐる訴訟に敗れた結果、コーポレートブランドであったファミリーネームの「モロゾフ」(Morozoff)が使えなくなってしまったのだ。
日本語が不自由で無国籍者のロシア人モロゾフとの契約をうまく利用し、契約を楯にとって創業家を事業から追い出したのである。
まさに狡猾な日本人としか言いようがないが、近代日本が法治国家である以上、契約書記載事項をめぐる訴訟の結果を受け入れるしかない。
とはいえ、信頼していたパートナーから裏切られたことは、どれだけ創業者一家には精神的にもダメージになったことだろうか。
この時点で、モロゾフ一家とモロゾフ製菓とは関係がなくなった(1936年に神戸モロゾフ製菓からモロゾフ製菓に商号変更している)。


モロゾフってこういう会社だったのか・・・
狡猾な日本人って表現はチョンの言い回しっぽくて気に入らないけど、商標喪失の経緯はまったく知らなかった
モロゾフはもう二度と買わない