セクハラ訴え雇い止め訴訟 ドコモ子会社と和解
毎日新聞2019年1月7日 18時19分(最終更新 1月7日 18時19分)
https://mainichi.jp/articles/20190107/k00/00m/040/197000c

 セクハラ企業NTTドコモの子会社で契約社員として働いていた30代の女性が、
同僚男性からセクハラを受けた上に雇い止めに遭ったとして、子会社とこの男性に慰謝料計330万円などを求めた訴訟が、
大阪地裁で和解した。会社と男性がそれぞれ解決金100万円、計200万円を支払う内容。

 和解は昨年12月28日付。会社がセクハラ防止の研修や
相談窓口の充実に努めることも条項に盛り込まれた。
 訴状によると、女性はドコモショップの運営などを行う「ドコモCS関西」(大阪市)で、
2013年から1年更新で勤務。14年6月ごろから、この男性に性的な発言をされたり胸を触られたりするようになった。
 女性が会社の窓口に相談すると上司から非難され、うつ病を発症。
同年10月から休職して労災認定を受けたが、15年3月で契約が更新されなかった。
 NTTドコモは「一切コメントできない」としている。【戸上文恵】