韓国海軍の駆逐艦が日本海で海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射した問題をめぐり、防衛省は28日午後、哨戒機が撮影した当時の映像を公開する。日本政府関係者によると、韓国海軍駆逐艦の近くに北朝鮮籍とみられる漁船が映っており、すでに救助後とみられるという。
韓国側は、駆逐艦は遭難船舶の捜索中にレーダーを使用したと説明している。駆逐艦の近くにいた漁船が救助後と判明すれば、韓国側の説明は矛盾する。防衛省幹部は「当時の状況からみて、捜索にレーダーを使う必要はなかったのは明らかだ」と語った。

 また、哨戒機は駆逐艦に対し、照射の意図を確認する呼びかけを無線で行ったが、韓国側は、天候不順を理由に聞き取れなかったと日本政府に説明した。政府関係者は「波は穏やかで天候は理由にならない」と指摘している。

ソース
読売新聞 2018年12月28日 11時27分
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20181228-OYT1T50040.html