朝日新聞 声

先入観を捨てて物事を見たい 高校生 三森 莉花子(東京都 17)
高校の週1回の授業でイスラム教について勉強した。
ほとんど知らないことばかりで、新しい発見が数多くあった。
それまで私は電車や街でベール(ヒジャブ)をしている女性を見ると、違和感を感じてしまうことがあったのだ。
美しい自分の姿を隠すために女性はベールをするそうだ。
礼拝をするときに男女で場所を分けるのも女性を思ってのことだと知った。
イスラム教は寛大で、長い歴史がある宗教であるとということが分かった。
厳しい規則をしっかり守れるのは、自分たちの宗教を大切にしているからだと感じた。
何も知識がないまま先入観で物事を見るのではなく、まず相手のことを知ること、
そして自分とは価値観の違うものも尊重していきたいと思う。