米、イラン制裁で日本含む8カ国を石油禁輸適用から除外へ−高官
Nick Wadhams 2018年11月2日 14:58 JST 更新日時 2018年11月2日 15:57 JST

対イラン制裁再開後も同国産原油の輸入認める
日本とインド、韓国、中国を含む8カ国が適用除外の対象

米国は日本とインド、韓国を含む8カ国に対し、対イラン制裁再開後も
同国産原油の輸入を認めることに同意した。米政権の高官が明らかにした。

  ポンペオ米国務長官が2日に予定する適用除外に関する発表に先立ち、
米政権高官が匿名を条件に語ったところでは、
イランの収入源を絶つというトランプ政権の目標は変わらないが、
原油価格を押し上げることがないよう輸入削減の継続を条件に適用除外を認める。

  事情に詳しい関係者2人が匿名を条件に明らかにしたところでは、
イラン産原油の主要輸入国である中国は、米国と条件を巡る協議を続けている段階だが、
適用除外対象の8カ国に含まれるという。

  米政権高官は、適用除外の下で各国に容認するイラン産原油の輸入量の詳細を示していない。
同高官によれば、適用除外は一時的なものとなり、
同国産原油の輸入を各国が今後数カ月で減らし続けることを米国は期待する。

  適用除外対象国の具体名は、対イラン制裁が再開される5日に公式発表される見込み。
政府高官によると、トランプ政権はこれらの国々に対し、制裁に含まれない
イランとの物品貿易を減らすなどの措置を取り、同国との経済関係を縮小することも求めた。

ttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-11-02/PHJXXQ6KLVR401