リフレ派の問題点(改訂版)

・人口政策を金融政策万能論に論点をすり替える。(経済成長の鈍化の根本的原因が「生産性」ではなく、日本の抱えてる人口減少による需要減によるものである。)

・貨幣の量を増やせば通貨の価値が下がりインフレになると主張するが、それは商品市場の類推としての思いつきレベルの発想に過ぎない。

・資産があるから負債があっても絶対に大丈夫だと、(国際収支統計の経常収支が赤字にならない前提で)ポジショントークと根拠のないデタラメな主張を繰り返す。

※経常収支はモノやサービス、投資収益、資産提供などの収支の合計で、海外とのモノやサービスのお金の流れを示したものです。従って、為替相場や株式相場は経常収支に左右されます。

参考資料

人口減少が経済に与えるインパクト 中小企業庁
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h18/H18_hakusyo/h18/html/i3120000.html
総人口が減少した場合、それが国内総生産(GDP)全体に対し減少方向に寄与することは間違いない
人は「生産者」であると同時に「消費者」であるという点である。「消費者」としての人に着目すると、人口減少は消費需要を中心とする国内市場の縮小要因となり、経済成長を阻害する
人口減少は市場に対して供給側・需要側の両方に大きなインパクトを与えている