日本メーカー、生き残り厳しく=韓国勢台頭で競争激化―パナソニック撤退
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パナソニックが2021年をめどに液晶パネル生産から撤退することを決めた。テレビ向けは既に16年に中止。
自動車機器や産業製品向けに活路を求めたが、厳しい競争に打ち勝てず、赤字が続いていた。
韓国メーカーなどの台頭で日本勢の生き残りが難しくなっていることが改めて浮き彫りになり、今後、事業見直しの動きが広がる可能性もある。
液晶パネルはかつて日本勢がリードした市場だが、1990年代後半に参入した韓国・台湾メーカーに加え、中国勢が台頭したため競争が激化。
日立製作所や東芝、ソニーなどが事業継続を断念した。
パナソニックの完全撤退により、残る大手メーカーは、JDI、シャープ、京セラ、三菱電機のみ。
汎用(はんよう)品となったテレビ用以外で特色を打ち出せるかどうかが、生き残りを左右しそうだ。