沖縄県知事に玉城デニー氏 辺野古移設に反対、翁長県政再現 2018.9.30 21:47更新

 翁長雄志(おなが・たけし)沖縄県知事の死去に伴う知事選は30日投開票され、無所属の新人で
共産党、社民党や労組などでつくる「オール沖縄」が推す玉城(たまき)デニー前衆院議員(58)が、
無所属の新人、佐喜真淳(さきま・あつし)前宜野湾(ぎのわん)市長(54)=自民、公明、維新、希望推薦=ら
3人を破り、初当選した。玉城氏は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対しており、
政府と対立した翁長県政の再現となる見通しだ。

 知事選は、安倍晋三首相(自民党総裁)が9月20日の総裁選で連続3選を果たしてから初の大型選挙だった。
政府・与党が総力を挙げて支援した佐喜真氏が敗れたことで、今後の政権運営にも影響を及ぼしそうだ。

 玉城氏は選挙戦で「辺野古に新たな基地はつくらせない」と訴え、埋め立て承認を撤回した県の判断を支持して
革新票を固めた。選挙戦後半では翁長氏の後継候補であることを強調して「弔い票」の取り込みを図った。

 玉城氏は自ら「保守」と名乗り、革新勢力を嫌う層にもアピールした。補助金など政府の財政支援を当て込む
佐喜真氏については「東京にいいなりの知事を選ぶのか」と批判し、自立経済の確立を訴えた。

 選挙戦では、立憲民主党の枝野幸男代表や共産党の志位和夫委員長ら野党幹部が続々と沖縄入りした。
政党色を排した玉城氏が野党幹部と並び立つ場面はなかったが、自由党の小沢一郎代表が
野党幹部のそろい踏みを演出するなど、今後の野党連携を見据えた動きも目立った。

 一方、佐喜真氏は、辺野古移設をめぐり政府と法廷闘争を繰り返した翁長県政からの転換を主張した。
しかし、辺野古移設への賛否は明言せず、玉城陣営から批判を浴びた。都道府県向けの
米軍再編交付金などを財源に医療費、保育料、給食費の「無償化3点セット」も掲げたが、及ばなかった。

ttp://www.sankei.com/politics/news/180930/plt1809300013-n1.html
ttp://www.sankei.com/politics/news/180930/plt1809300013-n2.html

産経もきました。これで出そろったかな?