https://www.marketwatch.com/
Nikkei 225 22,631.91 -874.13 -3.72%
Hang Seng 25,324.70 -868.37 -3.32%
Shanghai 2,655.14      -70.70 -2.59%

https://jp.reuters.com/article/us-stx-10-idJPKCN1MK2VW
2018年10月11日 / 07:40 / 15分前更新
日米で株価大幅安、円高が進行:識者はこうみる

<三井住友トラスト・アセットマネジメント シニアストラテジスト 上野裕之氏>
米国株の大幅安の背景と言われている米中貿易摩擦や米金利上昇は昨日に始まった話で
はない。ダウは先週にかけて史上最高値を更新し、やり過ぎ感が出ている中、調整のき
っかけに使われた。引けにかけては利益確定やアルゴリズム取引による機械的な売りも
下げ幅を拡大する要因になったと思われる。

<JPモルガン・アセット・マネジメント グローバル・マーケット・ストラテジスト
 重見吉徳氏>
米連邦準備理事会(FRB)の利上げに対し、トランプ米大統領が反対するような発言
を続けている。米国株自体は高い位置にあり、どこかで調整をしなければならなかった。
財政出動の効果も、どこかではく落する。景気がスローダウンしたときに、誰のせいに
するのかといった時、中央銀行のせいにするのではないかと考えていたが、全てをFR
Bに押し付けようとしている感覚がある。米国の長期金利の上昇を促した根底にあるの
は中央銀行の政策というより、景気の過熱感と財政出動によるインフレ懸念だ。
(略)
<ブルーダーマン・アセット・マネジメントの副会長兼首席市場ストラテジスト、
オリバー・パーシェ氏>
おそらく調整の始まりだろう。第3イニングだ。企業業績が鍵になる。大きな懸念は第
3・四半期決算ではなく、第4・四半期や来年度第1・四半期の見通しがどうなるかだ。
関税の影響によって、第4・四半期の見通しがかなり大幅に修正される可能性がある。
これが市場の懸念の一因となっているのではないかと考える。取引高をみると、売りが
売りを呼んでいることは間違いない。
(略)