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【産経・主張】北方領土交渉 「2島」戦術破綻は鮮明だ 日本の立場毅然と表明せよ
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1547605096/
 結果は惨憺(さんたん)たるもので、ロシアの増長ぶりが目に余る。

 ロシアがかくも強気に出ているのは、安倍晋三首相が四島返還の原則から離れ、日ソ共同宣言重視を打ち出した
ためだ。これは「2島返還」への方針転換だと受け取られた。
 日ソ共同宣言は、平和条約の締結後に色丹、歯舞を引き渡すとしている。
 だが、共同宣言は、シベリアに不当に抑留されていた日本人の帰還や国連への加盟、漁業問題の解決という難題を
抱えていた日本が、領土交渉の継続を約束させた上で署名したものだ。
 日露間でこれ以降に積み上げられた交渉や文書を軽視するのは、ロシアへの迎合である。共同宣言に依拠した交渉
は足元を見られる、との危惧が的中していると考えざるを得ない。

(社説)日ロ平和条約に向け 歴史検証に堪える交渉を
ttps://www.asahi.com/articles/DA3S13850181.html
 かねて安倍氏は「私とプーチン大統領の手で終止符を打つ」と強調している。しかし、その前のめりの姿勢が
ロシアの強気を招いているのではないか。
 安倍氏は来週、プーチン氏と会談する。成果を急ぐあまり、日本と地域の平和と安定という条約の目的が
置き去りになることを懸念せざるをえない。

 だが、米欧からの制裁下にある現在のロシアとの妥協を急げば、他国の目には、日本がクリミア併合などの不法を
容認したと映りかねない。
 ましてや首相が自らの任期や国政選挙の日程に合わせて結果を求めるような交渉をするならば、相手につけ込まれる
だけで歴史に禍根を残すだろう。