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森永卓郎の「経済“千夜一夜"物語」 ★日本は人手不足ではない
ttps://wjn.jp/article/detail/8689609/
 外国人単純労働者の受け入れに道をひらく、出入国管理法の改正案が衆議院を通過した。国の形を変える
重要法案であるにもかかわらず、審議時間はわずか17時間余りだった。参議院の審議で、与党は強権を発動
してでも、会期内に法案を成立させ、来年4月からの施行を実現させる構えだ。
 なぜそんなに急ぐのか。政府の一貫した答弁は、「人手不足の解消は喫緊の課題で、急がないといけない」
というもの。しかし、本当に人手不足なのだろうか。
 経済学では、人手が不足するということは、理論的にあり得ない。不足が発生すれば、賃金が上昇して、
働きたい人が増えて、需給のバランスがとれるからだ。
 人手が足りないと言っている経営者の本音は、いまの賃金では、十分な人手が確保できないということなのだ。
それでは、いまの単純労働者の賃金は、果たして妥当なものなのだろうか。