文科省次官も接待同席、ブローカーと交際の野党議員に波及か 地検特捜部が執務室を捜索
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180802/soc1808020005-n1.html

 「国民の信頼を根底から損なう事態に至り、深くおわびする」「重ね重ねの不祥事は、
ざんきに堪えない。省再生に向け、一つ一つの取り組みを真摯(しんし)に積み重ねたい」

 戸谷氏は7月30日の自民党文科部会で、相次ぐ汚職事件をこう陳謝していたが、
一転して、自身も渦中の人物となった。

 接待疑惑が直撃した戸谷氏は、1980年に旧科学技術庁に入り、文科省官房長や
文科審議官などを歴任し、組織的天下りで引責辞任した前川喜平氏の後任として、
昨年1月、次官に就任した。

 特捜部は、7月26日に前国際統括官の川端和明容疑者(57)を収賄容疑で逮捕した際、
事務次官室も捜索の対象にしている。当日、戸谷氏からも簡単に事情を聴いている。

 今後は、ブローカーの谷口浩司容疑者(47)=贈賄容疑で再逮捕=による接待に、
戸谷氏が同席した経緯や、接待の内容、費用を負担したかなどが焦点となる。

 谷口容疑者は、文科省の局長級幹部に対し、銀座の高級クラブや、高級風俗などでの
接待を繰り返していた。

 万が一、現職次官の逮捕という事態になれば、「文科省の解体的出直し」は
避けられないだけでなく、政界に波及することも想定される。

 中でも、立憲民主党のA衆院議員と、国民民主党のB参院議員は、谷口容疑者との
交際を認めており、B議員は、「政策顧問」の肩書を与えていた。

 国会は、疑惑の解明に取り組むべきではないか。