静けさ破る中国語の怒鳴り声 住宅地に現れた「ヤミ民泊」 住民も把握できず
2018年6月14日 05:54
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/263957

 那覇市壺屋の風情ある赤瓦の古民家。
2月早朝、静けさを破る、中国語の怒鳴り声。
子どもの激しい泣き声が続いた。

 古民家は民泊。隣のアパートに住む女性(39)は、騒ぎで目覚めた。
深夜、若者の大騒ぎもあった。
いつものことに窓を閉めたが、もう寝付けなかった。

 隣家が民泊と気付いたのは入居後。看板もなく、運営者も分からない。
騒音に強いストレスを感じる。
「知っていれば他を選んだ。日常生活にない音や声を聞かされるのはきつい」

 壺屋町民会自治会の島袋文雄自治会長は困惑する。
「民泊は把握していなかった」。
実は昨年、企業が自治会に依頼してきた。
「民泊を運営したい。空き物件を紹介してほしい」。
役員会に諮ったが、断ることで一致した。
「近所トラブルになりそうな案件を、自治会が推薦するわけにはいかない。
だが、個人がやることまでは口出しはできない」(以下略)