G7サミット EPAやTPPなどの発効急ぐ 「米国の翻意を促す材料に」
6/11(月) 22:47配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180611-00000607-san-bus_all

安倍晋三首相はサミットの討議の中で、こう強調した。「WTOには是正や強化する面はあるが、多角的貿易体制は重要だ」。

安倍首相はサミットの討議で「TPPやEPAで関係を築き、経済成長につなげる」と主張した。
TPPやEPAは関税だけでなく投資や知的財産保護などで高水準のルールを盛り込み、不公正な貿易を続ける中国への牽制(けんせい)にもなる。

日本は米国にTPP復帰を求めるが、トランプ氏は多国間協定と距離を置く。だが、米国が取り残されれば、関税を課せられる米国製品が各国の市場で不利になる。
このため政府関係者は、「TPPや日欧EPAを早期に発効できれば、トランプ氏に翻意を促す材料になる」と期待感を示す。