「スター・ウォーズ」出演のアジア系女優、差別被害でインスタ投稿を削除
2018年06月7日

トランさんは『スター・ウォーズ」シリーズで主要キャラクターを演じた初めての非白人女性
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「スター・ウォーズ」の最新作に出演したベトナム系の米国人女優
ケリー・マリー・トランさんが、ソーシャルメディア上での
性差別・人種差別被害を受け、インスタグラムの投稿を全て削除した。

トランさんは昨年公開された「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」で、
レジスタンスのエンジニア、ローズ・ティコを演じた。

しかしトランさんは一部のファンから、
エスニシティーや容姿をターゲットに激しい攻撃を受けた。

同作品のライアン・ジョンソン監督はトランさんを擁護。
こうしたファンを「子どもじみた大人たち」と呼んだ。

同監督はツイッターで「子どもじみた大人たちにについて話す時に何を話すか」
「ソーシャルメディアでは、少数の不健全な人が大きな影響力を持つことがある。
でもこの4年間、私は多くの良いスター・ウォーズ・ファンに出会ってきた。
私たちは何かを好きになったり嫌いになったりするが、それはユーモアと愛と尊重を
伴ってするもの。私たちが圧倒的な多数だ。楽しくやっているし、それでいい」
とつづった。

トランさんは『スター・ウォーズ」シリーズで主要キャラクターを演じた
初めての非白人女性。

一部のファンは彼女が演じたローズ・ティコを激しく批判するだけでなく、
トランさん自身にも憎悪の矛先を向けた。