湾岸戦争での日本拠出額に不満 英国分「少な過ぎる」 2018/5/31 17:21 ©一般社団法人共同通信社

 【ロンドン共同】1991年の湾岸戦争で、日本政府が拠出した多国籍軍への追加財政支援
90億ドル(当時のレートで約1兆2千億円)のうち英国分の額について、英政府が自国の派兵規模に比べて
「少な過ぎる」と不満を示していたことが、31日までに機密解除された英外交文書で明らかになった。

 英政府は公式には謝意を表明していたが、当時の本音が浮き彫りになった。
湾岸危機・戦争で、日本は憲法上の制約から人的貢献をせず、多国籍軍参加国に
総額130億ドル超の財政支援を実施。だが国際的な評価を得られなかったことがトラウマとなっている。

 日本政府によると英国に390億円を割り当てた。

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野田氏、セクハラ防止策提案へ 「実効性あるものを」 南彰 2018年5月31日15時27分

 野田聖子総務相兼男女共同参画相は31日、安倍晋三首相にセクハラ被害防止策を
今国会中に取りまとめる考えを伝えた。首相は財務省の福田淳一・前事務次官によるセクハラ問題を念頭に、
「今回の事案は看過できない。やれることを速やかにやってほしい」と指示したという。

 首相官邸での報告後、野田氏が記者団に明らかにした。野田氏は「法律の整備には時間がかかるので、
まず防止策として法整備以外に実効性のあるものを取りまとめたい」と語った。

 野田氏は首相に「加害者は官僚だけではなく多くの職域にまたがっていて、
当然国会議員も含まれている」と指摘。自民党総裁として所属議員へのセクハラ研修の実施を
後押しするよう要請した。首相は「それを含めてしっかり対応していく」と応じたという。(南彰)

ttps://www.asahi.com/articles/ASL5035XFL50ULFA006.html