毎月恒例なんですが、景気ウォッチャー調査の結果が出ております。

>4月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差0.1ポイント上昇の49.0となった。
>家計動向関連DIは、住宅関連が低下したものの、飲食関連等が上昇したことから横ばいとなった。企業動向関連DIは、製造業等が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、低下した。
>4月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差0.5ポイント上昇の50.1となった。
>家計動向関連DI、企業動向関連DI、雇用関連DIが上昇した。
>なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差0.8ポイント低下の50.9となり、先行き判断DIは前月差1.0ポイント上昇の51.1となった。
>今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「緩やかな回復基調が続いている。先行きについては、人手不足、コストの上昇等に対する懸念もある一方、引き続き受注、設備投資等への期待がみられる」とまとめられる。
http://www5.cao.go.jp/keizai3/2018/0510watcher/watcher1.pdf
http://www5.cao.go.jp/keizai3/2018/0510watcher/graph_01.gif (現況判断DI)
http://www5.cao.go.jp/keizai3/2018/0510watcher/graph_03.gif (先行き判断DI)

先行き判断DIがようやく50以上に回復しましたが、正直言って芳しい数字だとは言えません。
春闘の賃上げ結果が、3%くらいギリギリだったのが地味に尾を引いてる感じですね。
さらに気になることに現在、国際原油価格が高騰気味です。
https://nikkei225jp.com/oil/ (現在の相場)
消費者物価指数(CPI)は毎月、このスレッドに貼ってるんで説明不要かと思いますが、
物価基準のコアCPIって
http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.html (今月)
総合指数から生鮮食品を除いた数字で、エネルギー、つまりガソリンとか原油の値段って
これに含まれる訳ですよ。
つまり、物価が上がることが予想されるわけで、そうすると「実質賃金」(実収入)は
http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/index.html
現在、緩やかな下落傾向にありますが、これが加速する恐れがあります。

原油価格の高騰があと1,2か月継続すると、多分、これが表面化してくるんで、それまでに
何かの対策が要りますね。