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北方領土の日 ロシアの不誠実さ許すな
http://www.sankei.com/column/news/180208/clm1802080002-n1.html
 北方領土での軍事演習について、河野太郎外相は遺憾であるとして抗議を申し入れた。
 それは当然だとしても、ロシアが形ばかりの抗議など意に介さないのは明らかだ。日本の対露政策が、相手から
足元を見られるものとなってはならない。必要に応じ、現在の協議を打ち切る強い姿勢で臨むことを求めたい。
 安倍晋三政権は、北方領土での共同経済活動の実施を足がかりに領土問題を進めるとしている。だが交渉は
順調とはいえない。
 双方の法的立場を害さないという「特別な制度」を目指す構想自体、法技術的に無理があり、日本の主権を危うく
しかねない。

毎日新聞 2018年2月8日 社説
戦後73年の「北方領土の日」 厳しさがつのる交渉環境
https://mainichi.jp/articles/20180208/ddm/005/070/081000c
 こうした状況では、ロシアが北方領土を手放すことはないだろう。交渉環境は厳しさを増している。
 日露間では「新しいアプローチ」の実績として昨年、北方領土の元島民らによる墓参に初めて空路が使われた。
共同経済活動の協議も続いている。だがこうした積み重ねの延長線上には、領土問題を打開する出口は見えてこない。
 対露政策全般の見直しも検討すべき段階にきているのではないか。