夏タイヤでの雪道運転は法令違反 では取り締まりの実態は
1/29(月) 9:26配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180129-00000003-nkgendai-life

■ノーマルタイヤは走れても止まれない!

運転には自信があるからと、家族の制止を振り切ってハンドルを握り、あわや追突事故……。そんな人たちはJAFの実験結果を注視されたい。

@「ノーマルタイヤ」
A「スタッドレスタイヤ」
B「オールシーズンタイヤ」
C「ノーマルタイヤ+チェーン」
D「ノーマルタイヤ+オートソック」
E「ノーマルタイヤ+スプレーチェーン」

雪が踏み固められた状態の圧雪路は、「スタッドレスタイヤ」が17.3メートルで最も短い距離で停止できた。
2番目は特殊繊維をタイヤにかぶせる「オートソック」で、距離は20.1メートル。その一方、「ノーマルタイヤ」(夏タイヤ)は、スタッドレスの約1.7倍の29.9メートルと長くなっている。

また、氷盤路で最も効果を発揮したのは、59メートルで停止した「タイヤチェーン」。「スタッドレスタイヤ」が78.5メートルで続いた。
制動距離が100メートルを超えたものは、「スプレーチェーン」「ノーマルタイヤ」「オールシーズンタイヤ」の3つ。
オールシーズンタイヤに関しては、「年に数回しか雪が降らない東京ではこれで十分」という意見もあるが、ノーマルタイヤとほぼ変わらない結果に。シャーベット状の雪道ならまだしも、過信は禁物のようだ。

また、「スプレーチェーン」は粘着性の樹脂などをタイヤに吹きつけるもので、タイヤ交換の必要がないことで注目が集まっているが、ほぼ気休めレベルと言っていい。