日系ペルー人:保育士目指す20歳 外国籍園児に寄り添う 8/27 毎日新聞社
日本生まれの日系ペルー人4世で滋賀短大幼児教育保育学科2年のベロス・パメラさん(20)が、外国籍の園児が多い地元の●滋賀県湖南市で保育実習に取り組み、来春から保育士として働く夢の実現へ歩んでいる。
全国的に外国籍の園児は増加傾向、外国籍の保育士は極めて少ないのが現状。スペイン語ができるパメラさんは「日本語が分からない園児に寄り添いたい」。
パメラさんの両親はペルー出身で、●出稼ぎ先の日本で出会い、結婚した。岐阜県で生まれたパメラさんは小学校入学前に滋賀県に引っ越し、高校まで公立学校に通った後、滋賀短大に進学した。
幼い頃から子供が好きで「人の役に立ちたい」と保育士を志望。
パメラさんが住む湖南市には製造業などで働く労働者と家族が多く居住している。実習先に希望した●市立水戸保育園は、園児90人のうち26人がブラジルやペルーなど外国籍だ。